モリヲ帝国建設予定地

終身名誉過疎配信者ことモリちゃんねるのブログとなります。基本的にはやっているゲームの記事を連ねる。

20200629 第三区の水路橋にて

 

 

 

エインセル : ……
グレンデル : 今日も橋か?
エインセル : 知り合いの声が聞こえるけど、きのせいみたい
グレンデル : おい!こっちだこっち!
エインセル : (そっぽをむいて、耳だけ軽く傾ける
エインセル : ここの川、ちっちゃい魚がいっぱいいるから、それを獲りにでっかい鳥が来るんですよね。だから見てるの
グレンデル : へぇ、意外と平和な趣味してんだな。
エインセル : 雪を眺めるのに飽いてリーンに来た貴方とは違うもん。
グレンデル : 気が付きゃ傭兵から冒険者。人生分からねえモンだ。
エインセル : 傭兵のほうがいくらかましかもね。どうなの?
グレンデル : そりゃあ性に合うのは傭兵だが...。今更戻れねえさ。
エインセル : なかなか難儀ですね…、あ、石投げたりしちゃだめだよ。鳥が逃げますから
グレンデル : アイツ等人相覚えんだろ?頭にクソされたくはねえからな。

 


エインセル : そこのは、さっきからずうっとうろうろしてる迷子
グレンデル : よう、景気はどうだい。
白狼のナヴスター : なぁ、アンタ。新しいネズミの話は聞いたか?
エインセル : 精根尽き果てた顔してますね…
エインセル : (小首を傾げる
エインセル : なに、それ
グレンデル : また"手配書"かあ?
白狼のナヴスター : 知らないのか?
白狼のナヴスター : 3区は今この話題で持ちきりだぞ
白狼のナヴスターは、Heaven's Leapを使った。
…ゆっくりと煙を吐き出すと、思考がくらりと揺らいだ
白狼のナヴスターは5のSPを回復した。  ([1,1,3])
白狼のナヴスターは1のWillを失った  
白狼のナヴスター : ふー
白狼のナヴスター : 特別に10ルドでいいぜ
エインセル : ……
グレンデル : 何だ情報屋かぁ?
エインセル : グレンデル、そいつ押さえといてよ
白狼のナヴスター : まぁそんなところだ
白狼のナヴスター : 俺見たんだよ…眼の前でな…
白狼のナヴスター : ネズミが人狼を広めてるんだ
グレンデル : あんだって?人狼
エインセル : ええ…
白狼のナヴスター : あぁ、人狼
白狼のナヴスター : 10ルド、どうだい?
グレンデル : ウェアウルフと言やあ手前が噛まなきゃ移らねえだろう...。
エインセル : まあ、呪いにしても病にしても、媒介者として鼠を選ぶのは妥当ではありますね
グレンデル : わーったよ、こっちも噛まれたくはねえからな...(しぶしぶと、名残惜しそうに10ルド分掴ませた)
白狼のナヴスター : へへっ
エインセル : (ポケットに入れた鷺の餌をそっと渡す
白狼のナヴスター : そちらのお嬢さんは…なんだこれ
白狼のナヴスター : まぁ、いいや
エインセル : 投げると鳥が寄ってくるよ。
白狼のナヴスター : で、その人狼の呪いなんだがな
マクリエーリ : (あの人も商魂……なのかしら。たくましいわね…)
白狼のナヴスター : なんでも、地下水道で死んだ人狼の血を飲んだネズミが広めてるらしくてな。
白狼のナヴスター : さっき1人殺されたよ。喉元を一撃で即死だそうな
白狼のナヴスター : しかも、自警団のやつが噛まれてな
グレンデル : オイオイ!洒落になんねえだろうが。
白狼のナヴスター : そいつ、詰め所で他のやつを噛んだんだよ!!
エインセル : まあ、いいんじゃない? いざとなったら区ごと焼き払えば
白狼のナヴスター : 自警団や騎士らは否定してるけどもよ、俺はこいつが人から人へ移ると思ってるぜ
エインセル : うつるでしょうね。そういうものだもの
グレンデル : 俺らみてぇな一般市民に被害か来るのは御免だぜ。
白狼のナヴスター : しかも、呪いに変異が起きたらしくてな、今までの治療も使えないらしい。
エインセル : え?
エインセル : 一般…うん、うん、続けて
白狼のナヴスター : どうにか祝福で変化を遅らせることは出来るらしいが、今の所治療法は無しだ
エインセル : 今までの治療って、何をしてたの?瀉血とか?
白狼のナヴスター : 解呪だよ
白狼のナヴスター : でも今回はその解呪が効かなくなってるらしいんだ
白狼のナヴスター : 赤い目をしたネズミには気をつけろよ…本当だ。自警団のやつが噛まれるぐらいだぜ
グレンデル : そいつぁ裏通りに出んのか?
エインセル : 貴方も噛まれたの?
白狼のナヴスター : あぁ、相当数のネズミが呪いを持っているらしい
白狼のナヴスター : いや、俺は大丈夫だ
白狼のナヴスター : 噛まれてるやつは全員病院に隔離されたらしいぜ
エインセル : ふーん。病院ごと燃されないと良いけど…
グレンデル : フン...そりゃ良く逃げたモンだな。こりゃあ裏通りは行かねえ方が無難か...。
白狼のナヴスター : あぁ…本当に気をつけたほうがいいぜ。じゃあな
エインセル : じゃあね
グレンデル : おう。

 


グレンデル : 治せねえ病気持ちのネズミだとよ。
エインセル : 楽しそうで良かったじゃないですか
グレンデル : お前も気を付けろよな。裏通りは良い話を聞かねえや。
エインセル : さっきそっちから来たくせに…
グレンデル : 違ぇよ!薬屋に寄ってただけだ!
エインセル : ふーん…何、頭にぬるやつ?
グレンデル : 毛生え薬は要らねえ。次に里帰る時の土産でも、ってな。
エインセル : ……あなた、けっこう、里帰り好きだよね
グレンデル : フン...ジジイもトシだからよ。くたばってねぇか心配なだけさ。
エインセル : はやく嫁と孫でも連れて帰ったらどうですか? そっちの方が喜ぶよ
グレンデル : 同じ事言うのな、お前...。
グレンデル : ...まあ、落ち着いた方が良いってのは、分かってるんだがなあ...。
エインセル : 何が問題なの?
グレンデル : まだ、戦士としてやれるんじゃねえか、そう思うワケだ。
エインセル : 戦士と夫であることは、両立できないことではないと思うけれど…
エインセル : 悩むくらい人の情があるのなら、どっかで見切りつけとくのも大事ですよ
グレンデル : そうさなあ、どっかでトチる前に考えとかねえとな。
グレンデル : まぁ、まだ先の話だろう。...多分な。
エインセル : (盛大な溜息を吐く

 


グレンデル : しょうもねえ話しちまったな。
エインセル : ろくでなし同士が、まともな話できるわけないでしょ?
グレンデル : そりゃあ傭兵崩れと...お前もろくでなし側かよ。
エインセル : 他の何に見えるの?
グレンデル : そこらのガキに比べりゃ元気はねえわな。
エインセル : ガキと比べないでよ…(小魚の切り身をグレンデルの足元に投げつける
グレンデル : うおっ!
エインセル : (くすくす笑って視線を戻す
エインセル : 川に蹴り込んでやったら鳥が拾うかもね
グレンデル : こんな小魚で腹が膨れるモンかねえ...よっ、っと(切り身を蹴ると、少し勢いを付けてぽちゃりと落ちる)
エインセル : (ぱさぱさと切り身に群がる鳥を眺めつつ  積み重ねが大事なんですよ。ここの鳥だって、最初は私の撒いた餌なんかに寄ってこなかったもの
エインセル : まだ先とかそのうちとか言ってるから嫁もできない。サイデンと一緒だよ
グレンデル : ...耳が痛ぇぜ

 


グレンデル : お前はどうなんだ?これからもこんな稼業続けるのかよ。
エインセル : …うーん。でも、他にどんな稼業が、っていうと、割とまともなほうじゃない?
グレンデル : 多少の腕っぷしがありゃあ、食い詰める事はねえが...。
グレンデル : ...世の中ままならねえなあ。
エインセル : 私は実家もないし、身の証を立てるようなものもないし……食い扶持稼ぎでいうなら、冒険者はまだまともなほうね
グレンデル : 北国はお前の腕っぷしなら歓迎するぜ。まあ、冒険者とやる事はそう変わらねえか...。
エインセル : 何、紹介でもしてくれるの?
エインセル : でも、北国で雪と賊の腹掘るくらいだったら、ここでいいかな……
グレンデル : そりゃあそうだわな。(がっはっは、と笑いつつ)
エインセル : どうせ紹介してくれるならもっとしゃれた仕事にしてください。ケーキやさんとか、お嫁さんとか。
グレンデル : サイデンに嫁が出来たら考えとくぜ。
エインセル : ……前途多難ですね……(ぽい、と魚の切り身を一つ投げる

 


ララライ : ふむ、どうしようか。一先ず広場に?
ステム : うむ、其れが、よきな。
エインセル : そいや、そこの店で服と化粧品売ってるらしいですよ
グレンデル : ああ、この前ちっと寄ったな。なんだ、興味あんのか?
エインセル : ううん。貴方、顔がごついんだから、ごつい鎧なんて着てないでちょっとはめかし込んでみたら?
グレンデル : へっ、小奇麗にすりゃ女も寄ってくるか?
エインセル : 小綺麗にして、口紅のひとつでも送ってみたらいいよ。馴染みの女からとかでいいからさ
グレンデル : そうしてみるか。
エインセル : (ふんふんと頷く)  それがいいよ。
エインセル : サイデンも女に花の一つでも贈ればきっともてるのにね。グレンもそう思うでしょ?
グレンデル : まーな、想像は出来ねえが(笑いつつ)
エインセル : (深く溜息を吐く

 


エインセル : 人が通るけど、一体裏通りに何の用があるのやら
グレンデル : 観光半分、賞金稼ぎ、色々だろ。
グレンデル : 話を聞く限りは遊びで行く所じゃ無さそうだがな。
エインセル : 人狼病は金にも観光にも不釣り合いですけれどね
グレンデル : ソイツは流石に洒落になんねえ話だな...。
エインセル : 人狼になることなんかより、疑いが蔓延することのほうがよっぽど怖い。人狼やら魔女やらで、何人の人間が焼かれたのやら…
グレンデル : そいつぁ困るな、暴徒ってのはいつでも厄介だ。
エインセル : 私も耳かくして、荷物畳んでおかないといけないかもね。ねずみがどうとか言っておいて、これだけ野放しにしてちゃ…
グレンデル : 騎士団に絡まれるのは勘弁だしな。
エインセル : あそこの騎士団も愚図ばっかですね…
グレンデル : 元々無法地区だったらしいが、よくやってる方じゃねえか?
グレンデル : 手配書は増えるばっかな気はするがな。
エインセル : 裏通りには人斬り、狂人、犯罪者に、あげくのはてには人狼鼠…それでよくやってるなんて、北の果てでも言わないでしょう
グレンデル : 案外冒険者も暴れてんじゃねえか。...騎士団に聞かれてねえと良いがな。
エインセル : それを抑えてこそ、でしょう。安くない金を払って街で暮らしてるんだから…
グレンデル : まーな、せめて三区だけで抑えて貰いたいモンだ。
エインセル : 本当にね。

 


ララライ : 向かいかにゃ!?
ステム : む…視た通り。
ステム : 成程…川沿いが、まだ先に、続いていたのか。
ステム : …おや。
ステム : (通りがかりに佇んでいた人影を覗き込んでは)
グレンデル : よう、バードウォッチング同好会だ。
ララライ : 鳥を見ているのか!?
ステム : ほう…鳥を。
エインセル : ここの鷺に餌付けしてるんですよ。
ステム : 成程、其の様に。
ララライ : まるで空に憧れる様だ。良き事よ……
ステム : …おっと。 為れば、邪魔を、してしまったな。
グレンデル : 裏通りに行くのか?
ララライ : うむ。丁度、めし処へ向かう所だった。ウナのドンがあると聞いてな。
ステム : うむ。 教えて、貰ったのだ。
エインセル : うなのどん
ララライ : ウナノドン
グレンデル : ドン?
ステム : ドンとは…
エインセル : 裏道のほう、ヤバい鼠がでるらしいから、気をつけた方がいいですよ
グレンデル : 飯時にする話じゃねえが、エインの言う通りだ。ヤバいらしいぜ。
ステム : 丼のことだ。(得意げに)
ステム : …ふむ。
ララライ : ……む、そうなのか?……魔物の類かな。
エインセル : 人狼の血を啜った鼠が、人狼病を媒介してるんですって。
ステム : 取るに、足らぬ…類の相手では、無さそうだ。
エインセル : グレンデルが、なんか白っぽい奴から小銭払って聞いてましたよ
ララライ : 病を運ぶ鼠か。そうだな、小さな影を見たら気をつけよう。
ステム : うむ。 忠告に、感謝を。
グレンデル : おう、感謝しとけよな。貴重な10ルドだからな!
エインセル : まあ、何処までほんとかは分かったものじゃないけど…ドンをかすめ取られないようにね
エインセル : (グレンデルの足元に切り身を投げつける
グレンデル : うおっ!
エインセル : 恩着せがましい。
ステム : …ふむ。(鞄を漁れば)
ステム : (5ルド硬貨をグレンデルに弾いた)
ステム : よきよ、此れで。
グレンデル : (すかさず手に取る)
グレンデル : 良いのかよ?与太話かもしれねえぜ。
ステム : …で、あったらなら、其の金で、今度あげじゃがでも。
ララライ : (横目に様子を伺い、愉しそうに耳を揺らした)
グレンデル : ありがとよ。覚えとくぜ。(懐に納める)
エインセル : (ララライの近くの川辺に、魚を投げ込む
ララライ : ふぉっ!?(とても耳を揺らした)
ステム : うむ…では。
エインセル : じゃあね(ばさばさと集う鳥たちを眺め
ステム : 私達も、鷺の如く、飯を喰らうと、しよう。
グレンデル : 気ぃ付けてな。
ステム : (ふたりに順に会釈をすれば)
ララライ : ……(集まる鳥達を見つめつつ、路地の奥へと歩を進めた)

 


グレンデル : ウナのドンだとよ
エインセル : 美味しいのかなあ…
グレンデル : 今度行ってみるか?裏通りにあんのかね...。
エインセル : 裏通りに飯屋なんてあったの、気づかなかった
グレンデル : 俺も。酒場ばっか行ってるからな。
エインセル : だから酒臭いんだ…
グレンデル : ああ!?マジかよ(袖を嗅ぐ)
エインセル : (わざとらしく大きな欠伸をする
エインセル : 嘘ですよ。さすがに匂わないって…
グレンデル : 冗談かよ...焦ったぜ。(安心した、といった表情)
エインセル : 意外とそういうの気にするんですね…
グレンデル : 酒臭ぇ冒険者なんざアテになんねえと思われちまうだろ。
グレンデル : 金に絡むなら気にしねぇとな。
エインセル : ……そんなもんだと思いますけれど、冒険者なんて……
グレンデル : そんなもんだろうが、真面目にやるモンだ。
エインセル : 貴方ってそんなマジメなのに、どうして傭兵やら冒険者やらになっちゃったの?
グレンデル : ...親への当て付けかね。(物憂げに)
エインセル : …(小さく頷いて先を促す
グレンデル : 俺の家は代々鍛冶屋をやってんだ...それはもう知ってるかもしれねえが。
エインセル : 家を継ぐの、嫌だった?
グレンデル : お袋が何を間違ったか戦士を目指しちまったらしい。国のためだとか何か言ってな。
グレンデル : 保証も無ぇのに、運は良かったのかそこそこ戦えて、旦那もこさえた。
グレンデル : ガキも出来たって時に戦に行って、共々バケモンに殺されたってワケだ。そんな話を聞きゃあ、仇討ちしようと思っちまうわな。
エインセル : 仇討ちが終わった、とはまだ思えないわけ?
グレンデル : 一族根絶やしに...なんて思っちゃいたが、国も手こずるバケモン相手に大立ち回りするのは流石にビビっちまったよ。
グレンデル : 結局は中途半端に傭兵で燻ってたワケだ。
エインセル : で、なんで冒険者に?
エインセル : 傭兵団の会計係は私の希望の就職先のひとつなのに…
グレンデル : ガハハ、そりゃ当てが外れたな。
グレンデル : 傭兵団のバックに裏切られて団ごと殺されかかったのさ。
エインセル : まあ…残念ながら、ままあるやつ、ですね…
グレンデル : だろ?よくある話だ。
グレンデル : 命からがら逃げおおせたが、随分と苦労したな。
エインセル : そうでしょうね。冒険者に身をやつすことになるなんて…
グレンデル : 俺ぁ冒険者が稼げるって聞いてリーンに飛んで来たんだがなぁ~。
エインセル : 否定はしませんけど、まあ、ねえ……
グレンデル : だが、ここは冒険者も多少は頼りにされてるじゃねえか。
エインセル : 多少はね。賊に金を払って寝床を守って貰うよりは、いくらか
グレンデル : ガキ共に頼りにされるのも気分良かったしな、そうして今になるワケさ。
エインセル : (目をぱちぱち瞬かせる
エインセル : やっぱり…、いや、いいや。うん
グレンデル : ...何だよ?なんかヘンな事言ったか!?
エインセル : 別に。変じゃないけれど。今日三回目くらいになりそうだからやめといたってだけ…
グレンデル : ...げ。(手元を見て察した様に)
エインセル : はー…まあ、私も身の振り方考えとかないとね……いつまでもここには居られないし…
グレンデル : サイデンが隠居したら雪と牛羊が歓迎するぜ(くくく、と笑いつつ)
エインセル : 隠居する前に、身を落ち着けて欲しいよ…
グレンデル : ...そりゃ難しい話だな。
エインセル : (深く深く溜息を吐く
グレンデル : お前も大変だなぁ。
エインセル : 本当にね。
エインセル : もう、サイデンとグレンが結婚してくれればいいのに。もうそれでいいよ。
グレンデル : 無茶苦茶じゃねえか!
グレンデル : お前がサイデンの嫁になった方が早ぇだろうよ。
エインセル : えー……うーん……
エインセル : たまーにありますけれど、冒険者の女を嫁にする男って、頭にウジがわいてると思う。女の方もね。思わない?
グレンデル : まあ、家無し、職無しだわな。
エインセル : 家無し、職なし、信頼なし。あるのは臑の傷くらい。どう?
グレンデル : それを覆すのが愛ってモンなんじゃねえのかあ?青臭いけどよ。
エインセル : ……酔ってる……?
グレンデル : うっせぇ!
グレンデル : 世間一般じゃそうだろうが、結局アイツがどう思うかだろ。
エインセル : (半眼でグレンデルを見る
エインセル : 私、それ食べたことないから。信用しないことにしてます
グレンデル : 金にもならねぇしな(すっかり乾いた切り身を川に投げつつ)
エインセル : 金にはなるけどね。……ま、貴方じゃ無理か

 


グレンデル : 積もる話ばっか持ってんなあ、俺等。
グレンデル : まあ、冒険者なんざ腹に一物抱えてるモンか。
エインセル : (くすくす笑って肩を揺らす
エインセル : ツバキもいつのまにか女になってたし、世界は怖いよね
グレンデル : ああ、気が付かねえ内になあ。
エインセル : 怖いよね…
グレンデル : まあ、馴染みだ。消えてねえよりマシさ。
エインセル : そうかな…まあ、そうかも…
グレンデル : 俺が女になったらお前に化粧でも教えて貰うか。
エインセル : 教わる相手間違ってるよ。
グレンデル : ああなったら心も女に寄っちまうのかねえ。
グレンデル : たまに居るだろ、シェイプシフター。
エインセル : えー…どうなんだろう…ツバキはそんな変わった感じはしなかったけれど……
エインセル : でも、まあ、他所からの扱いが変われば、変わる意識もあるんじゃない?
ララライ : (ちら、と道端の人影を伺い
グレンデル : そういうモンか...。
ララライ : ウナノドン、美味しかったよ。(ひらひら
エインセル : そうなんだ。こんど行ってみようかな…
グレンデル : おう。美味いのか。
ステム : …うむ。 其方も、ばーど・うぉっちんぐ、頑張って…だな。(小さく手を振り)
ステム : 腹が、減ったら、赴くとよきよ。
ララライ : うむ、それでは。
グレンデル : じゃーな。
ステム : よき夜を、御二人とも。
エインセル : すくなくとも鼠はいなかったみたいですね
グレンデル : なら行けるな。
グレンデル : もっと奥に居んのかね?
エインセル : かも。鼠狩りががんばってくれたのかもしれないけれど…
グレンデル : 噛まれたら終わりだってのに、大変だな。
エインセル : まあ、他の区まで波及しなきゃ、なんでもいいけど
グレンデル : そうなったら、流石に騎士団も責任問題か。
エインセル : いまでも責任問題でしょ……
グレンデル : まーな。人狼なんて、どっから紛れたのやら...。
エインセル : ずうっと裏路地うろうろしてたらしいですよ。
グレンデル : ハナっから襲うつもりってワケかい。
エインセル : あっちはまいにち流血沙汰みたいだし、大変だよね
グレンデル : 流石にこんなトコで死にたかねえな。
エインセル : 洞窟で死ぬのも嫌だけれど、町中で死ぬのも嫌だな
エインセル : なんか、ちょいちょい変なのが通りかかるよね…
グレンデル : ああ?裏通りの中継になってんのかね。
エインセル : 今頃気づいたの?
グレンデル : ...(今気付いたのか、ばつのわるい顔だ)
エインセル : ちょっと奥にいけばカジノだし。地図、読める?
グレンデル : 行く気が無かったから気付かなかっただけだ!
エインセル : ちょっとだけ遊んだけど、負けちゃった。賭けごとなんてするものじゃないですね
グレンデル : 所詮は道楽だわな。
エインセル : 貴方はしないの?
グレンデル : ああいう場所の賭けはやらねーな。
エインセル : (耳をピクリと揺らし) じゃ、どこで?
グレンデル : 酒場や修練場のショボい賭けさ。
グレンデル : 酒の一杯ぐらいが俺にゃ丁度良いぜ。
エインセル : ふーん。じゃ、こんど私にも奢ってよ
グレンデル : 負ける前提じゃねえか!
エインセル : そうじゃなくて。今日、付き合ってあげたお礼でしょ? (ぐっと伸びをする
グレンデル : ...確かに、男の長話に付き合わせたか。
エインセル : 楽しかったですよ、わりと
グレンデル : そりゃ良かったぜ。久し振りに話し込んだな。
グレンデル : 三区の酒場で良いなら奢ってやるよ。
エインセル : 何年ぶりくらいかもね…… ま、こんど、お願いします
グレンデル : あいよ。
エインセル : じゃ、そろそろ帰ります。貴方もちゃんと自分のベッドで眠るんだよ
グレンデル : おう、酒場の机は硬ぇしな。
エインセル : それ以上顔が硬くなったら困るでしょ? …じゃ、おやすみなさい
グレンデル : おう、またな。
エインセル : …ツバキも大変そうですね。じゃ

 


グレンデル : ...(足元に転がった切り身を投げてみた。)
グレンデル : へっ、全然寄り付かねえや。